軽度知的障害で障害年金2級を受給|宮城県仙台市30代の実例

【知的障害で障害年金】医師が不信感を持つ中で受給につながった事例

仙台障害年金請求専門サポート(旧:仙台・盛岡障害年金センター)にご相談後、障害年金請求支援を依頼された宮城県仙台市在中の方の障害年金受給事例をご紹介いたします。

基本情報

ご相談者様女性(30代)
傷病名軽度知的障害
決定した障害年金障害基礎年金2級
受給金額年額83万円
契約日から請求まで約1ヶ月半
請求から支給決定まで約3ヶ月

ご相談者様の状況

転職先で仕事が全く覚えられず早期退職し、自力での就職は難しく就労継続支援B型事業所に通所している状態でした。

お母さまと一緒に障害年金の請求を検討されていたものの、診断書の手配や書類作成に不安があり、「お母さまが進めて不本意な結果になりたくない」ということで、当事務所にご相談いただきました。

ご相談時に確認したこと

軽度の知的障害とのことで、日常生活で「何ができて、何が難しいのか」を細かく確認しました。

その情報をもとに、具体的な日常生活への影響や就労の可否を丁寧に確認し整理しました。

請求のポイント

診断書が手配できるか、手配できたとしても、障害の状態が診断書に適切に反映されるかが最大のポイントでした。

診断書については、持病のかかりつけ医に記載いただくことができそうでしたが、社労士などの外部支援者の介入に不信感を持っている医師でした。

医師の中には社労士に不信感を持つ方もいらっしゃいます。

そのため、医師とご本人、お母さまが適切な情報共有ができるように、裏方でマネジメントしていく必要がありました。

請求を進める点で工夫した点・苦労した点

幼少期から現在までの日常生活の支障を把握することに注力しました。

ご本人やご家族の方が当たり前だと思っている事は、見落としてしまう恐れがあります。

能力、性格、体力等を含めてさまざまな視点で何ができるか、できないかを把握していきました。

それを医師にも共有できるように状況を整理しました。

主なサポート内容

  • 年金納付記録の確認
  • 医療機関への情報提供書の作成
  • 診断書作成依頼
  • 診断書内容確認
  • 病歴、就労状況等申立書作成
  • 年金生活者支援給付金請求書作成
  • 請求書類作成、年金機構へ提出

結果

請求の結果、障害基礎年金2級に認定されました。

担当者のコメント

医師とご本人、ご家族様の関係性を考慮しながら、情報共有のタイミングや伝え方を常に考えて進めました。

慎重に進めた結果、大きな遅れもなく受給に至り、安心していただけて良かったです。