多発性内分泌腫瘍・下垂体腫瘍など複数の悪性新生物(がん)で障害年金2級を受給|大崎市60代の実例

【がんで障害年金】複数の悪性新生物の相因果関係を証明して受給できた事例

仙台障害年金請求専門サポート(旧:仙台・盛岡障害年金センター)にご相談後、障害年金請求支援を依頼された宮城県大崎市古川在中の方の障害年金受給事例をご紹介いたします。

基本情報

ご相談者様男性(60代)
傷病名多発性内分泌腫瘍
膵内分泌腫瘍
下垂体腫瘍
閉塞性黄疸
決定した障害年金障害厚生年金2級
受給金額年額209万円
契約日から請求まで約3ヶ月
請求から支給決定まで約3ヶ月

ご相談者様の状況

左目を失明していたり下肢の筋力の低下が著しく、歩くことが難しく、週1回の訪問リハビリがあったため就労ができない状態でした。

左目の失明を伴う症状があり、「障害手当金の請求も視野に入れて進めたい」とのことで、まずは現状の整理と請求の可能性を確認させていただきました。

複数の病気を抱えていたこともあり「どこからどう整理すればよいか分からない」という不安をお持ちでした。

ご相談時に確認したこと

初診日やこれまでの通院歴、そして現在の病状を一つずつ丁寧に伺いました。

また、障害手当金の対象となる可能性も考慮し、症状が固定した時期についても慎重に確認を行いました。

複数の診療科を受診されていたため、どの病気が初診となり、どの段階で障害の状態が固定したのか、全体の経過を正確に把握することが重要なポイントでした。

請求のポイント

今回のケースでは、複数の傷病があったため、それぞれの病気がどのように関連しているのか(相関因果関係)が焦点でした。

また、どの医療機関で受診したときが「初診日」に該当するのかを見極める必要があり、請求方法の方向性を慎重に検討しました。

請求を進める点で工夫した点・苦労した点

いくつもの医療機関を受診されていたため、時系列での病歴整理に時間がかかりました。

特に、どの病気がどのような影響を与えたか、またそれぞれの経過が一連の症状として認定されるかを慎重に確認しました。

本人の申告や診断書の他、傷病の症例や治療法などの読み取りも行い、全体の整合性を保ちながら、認定基準に沿った書類作成を心がけました。

主なサポート内容

  • 年金納付記録の確認
  • 受診状況等証明書の作成依頼
  • 医療機関への情報提供書の作成
  • 診断書作成依頼
  • 診断書内容確認
  • 病歴、就労状況等申立書作成
  • 年金生活者支援給付金請求書作成
  • 年金受給選択申出書作成
  • 請求書類作成、年金機構へ提出

結果

結果として、障害厚生年金2級に認定されました。
初診日の整理や複数傷病の関連確認など難易度の高いケースでしたが、的確な対応によりスムーズな受給につながりました。

担当者のコメント

悪性新生物による障害の場合、転移や進行の状況がポイントになるため、病歴の整理が非常に重要です。

今回は、初診から現在までの流れを認定基準に沿って詳しくヒアリングしました。

結果的に2級という形で認定が得られ、ご本人も安心された様子で「本当に頼んでよかった」とおっしゃってくださいました。

一歩一歩、確実に整理を重ねたことが良い結果につながったケースだと感じています。