障害年金を考えている方の多くがつまずくのが、「医者に診断書をどう頼めばいいのか」という点です。
忙しい医師に突然切り出すのは不安があり、何を準備すればよいのかも分かりにくいものです。
この記事では、診断書をスムーズに依頼するための“相談の切り出し方”と、医師に確認すべき実務ポイントを分かりやすく解説します。
医師に診断書を依頼する際のポイント
医師へ診断書を頼む際のポイントは次の3つです。
- 端的に「相談」として障害年金の請求を考えていることを伝える
- 書類(診断書)を作成いただくために、何の情報を渡す必要があるか確認する
- 診断書の作成にかかるスケジュール目安(納期)を確認する
障害年金の診断書は一般的な診断書とは異なる
障害年金の診断書は、一般的な診断書とは異なり「障害認定基準」に定める項目が確認できるように決まった書式によって作成する必要があります。
医師は、これを正確に記載するために、症状の経過・日常生活の制限・就労状況などの情報の把握が必要です。
そのため、医師は「障害年金のための診断書を作成」のために必要な視点で話を聞かなければなりません。
診断書作成には通常2〜4週間程度を要するため、提出期限との調整が大切になります。
制度的な要求(初診日の確認、現症時の状態把握)があるため、事前に必要資料を確認する重要性が生じます。
診断書作成時の落とし穴
実務上の落とし穴として多いのは「医師に情報が十分に伝わらないまま診断書が作られてしまう」ケースです。
例えば、生活動作に大きな制限があるのに、診察時にはうまく説明できず、診断書の評価が実情とズレてしまうことがあります。
依頼前には医師との認識の差を防ぐためにメモにまとめることをおすすめします。
- 症状の変化
- 生活で困っている具体例
- 勤務上の配慮
また、作成を断られる場合は、院内のどの部署で判断されたか確認し、初診医での証明が必要な場合は「受診状況等証明書」を早めに取り寄せることが重要です。
※診断書を断られたときの対応方法はこちらの記事をご覧ください。
まとめ
診断書の依頼は、最初の“相談の切り出し方”と必要情報の整理でスムーズになります。
提出期限との兼ね合いもあるため、早めの準備が確実です。
不安な方は専門家への相談をおすすめします。
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